サクラの意味と語源
桜(サクラ)の意味と語源
日本人に愛され、親しまれているサクラの語源にはさまざまなものがあります。1.さく(=咲く)+ら(=複数)
サクラの名の由来のひとつとして、「咲く」に複数を意味する「ら」で「サクラ」となったという説があります。「咲くらむ」で咲く花の総称を意味します。
2.木花開耶姫(このはなさくやひめ)
木花開耶姫は日本神話に登場し、富士の頂上から種をまいて花を咲かせたとされ、また神社の祭神としてしばしば名前を耳にする女神で、この木花(サクラ)のように美しい姫という意をもつ女神の名、木花開耶姫の「サクヤ」が「サクラ」になったという説があります。木花開耶姫は、木花咲耶姫とも書かれ、古事記では木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と記されています。
3.咲麗(さきうら)
麗(うら)らかに咲くという意味の「咲麗(さきうら)」からきているという説があります。
4.農業の神
農事などを司(つかさど)る山の神を表わす古語表現、早苗の「さ」と、「くら」はその神が鎮座する場所を示し、農業の神「さ」のいる場所「くら」で「サクラ」という説があります。
サクラは日本の国花
桜(サクラ)は日本の国花
国花(こっか)とは、その国民に最も愛され、その国の象徴とされる花のことをいいます。国花以外に、「国」とつく呼び名には国旗や国歌などがあります。しかしこれらは法律などで正式に定められますが、国花に関しては世界的に見ても公式に制定されているものは少なく、習わしやしきたりなどで決められることが多いようです。ご存知と思いますが、日本の国花は「菊」と「桜」です。(菊の紋章は写真にある、パスポートの表紙にも用いられています。)菊は天皇家の紋章であるため国花である理由づけは不要と思いますが、一方の桜はというと、長い歴史のなかで日本国民の生活に溶け込み、愛されている花、日本人がもっとも好む花ということから桜が選ばれているようです。「ぱっと咲いて、ぱっと散る」という日本人特有の美意識をあらわしているところも桜が好まれる理由のひとつかもしれません。(参考:アメリカの国花はセイヨウオダマキ、中国の国花はボタンとキク)
さくらの日
さくらの日は3月27日
「さくらの日」は1992年(平成4年)財団法人日本さくらの会によって日本の歴史や文化、風土と深く関わってきた桜を通して、日本の自然や文化について関心を深めてもらう目的で、「桜咲く」の語呂合わせと七十二侯(しちじゅうにこう)のひとつ「桜始開桃笑始(さくらはじめてひらきももはじめてわらう)」の時期、春分が重なることから「3月27日」に定められました。・桜の「さ(3)」と咲くの「さ(3)×く(9)=27」で3月27日です。
日本さくらの会
日本さくらの会は、東京オリンピック開催年の昭和39年(1964年)に日本の花「さくら」の愛護や保存、育成、普及などを目的に設立された団体です。設立当時の日本の桜は、急激な開発や公害、保護管理の放任等により、全国的に桜が衰退し、悲惨な状況にあり、その復興が急務となっていました。日本さくらの会は、設立以来、桜の植樹や愛護、桜名所の保全、名木・巨木保存、また、桜を通じた国際親善事業を実施し、「さくらの日」の制定や「さくら功労者」の表彰、「さくら祭り中央大会」、「サクラ研究発表会」の開催ほか、桜に関するあらゆる相談、桜に関する情報の提供を行なっている団体でもあります。
桜餅・道明寺と長命寺
桜餅・道明寺(どうみょうじ)と長命寺(ちょうめいじ)
桜餅には、道明寺と長命寺の二種類があるのはご存知でしょうか。関東で桜餅といえば、小麦粉を原料とした生地を薄くのばして焼いた、焼皮でこしあんをくるんだ「長命寺桜餅」が主流で、一方の関西では、道明寺粉を用いた、もち米のつぶつぶ生地であんをくるんだ「道明寺桜餅」とよばれる桜餅が一般的のようです。また意外なこと?に北海道では、道明寺桜餅が主流とのこと。あなたのお住まいの地域はどちらですか。
道明寺桜餅
道明寺桜餅は、大阪府藤井寺市のある道明寺(真言宗御室派の尼寺)で作られたのがはじまりでその名があるようです。こちらは長命寺桜餅と違い、あまりはっきりとしたことがわかりませんが、桜餅=道明寺の認識は、関西では当たり前のようです。長命寺桜餅
長命寺は、関東で多く食されるようで、小麦粉を薄く焼いた、焼皮であんを包み、桜葉で巻いてある桜餅です。(焼皮は、小麦粉に寒梅粉(かんばいこ)という、もち米も砕いたものを混ぜて焼くようです。)
長命寺桜餅は、東京都墨田区向島にある「向島 長命寺桜もち 山本や」初代山本新六氏が、享保2年(1717年)に東京の桜の名所、隅田川土手の桜の葉の掃除に困っていたところ、それを集め、塩漬けにして桜餅を考案し、向島の名跡「長命寺の門前」にて売り始めたのがはじまりで、それ以後280余年、隅田堤の桜と共に名物となったとあります。(山本やHPより引用)山本やの桜餅には、桜葉を3枚用いてあります。向島 長命寺桜もち 山本や
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桜と桜餅
桜餅の起源
桜餅の起源は、昔、大阪の道明寺で作られていた、武士が戦に持参したご飯、保存食「乾飯(ほしい)」が起源といわれていて、その乾飯や現在の桜餅は道明寺粉(道明寺ともよばれる)を用いて作られます。また道明寺粉は、桜餅以外の和菓子にも用いられます。※乾飯は、糒(ほしい)とも書かれます。
道明寺粉
道明寺粉とは、もち米を蒸してから乾燥させ、粉砕して粉にしたもので、他の粉に比べ、粒子が荒いのが特徴です。道明寺粉をしばらく水に漬ければすぐ食べれることから、かつては豊臣秀吉から礼状を送られたほど有名なもので、昔は非常食として用いられていましたが、現在では道明寺粉の用途は、和菓子が主流のようです。また近年、健康ブームもあって、糒が人気のようで、万が一の地震を考え、非常食に糒も良いですね。桜餅の葉「桜葉」
桜餅を食べる際、桜餅を巻いている桜葉は食べますか?個人的には、桜餅の甘さと桜葉の塩味が絶妙で大好きです。その桜葉は、桜の葉なら何でも良いのではなく、塩漬けした際の変色や味などから研究されていて、大島桜(オオシマザクラ)の葉を用いるのが、現在では一般的となっています。桜葉に用いられる、大島桜(オオシマザクラ)の葉は、全国出荷量の7割が、静岡県伊豆半島にある松崎町(およそ200軒の生産者)が占めています。桜葉に用いられる桜の葉は、傷がつかないよう丁寧に摘み取り、樽でおよそ半年間塩漬けにするそうです。手間ひまがかかった桜餅の桜葉、これからは桜葉食べますか?
※大島桜
大島桜(オオシマザクラ)は、伊豆大島に多く、房総半島・伊豆半島・伊豆諸島などでも見ることができます。大島桜(オオシマザクラ)は染井吉野(ソメイヨシノ)より開花が早く、3月下旬に香りのある清楚な一重の白い花を咲かせます。また桜餅の葉は、伊豆半島で栽培された大島桜(オオシマザクラ)の若木の葉が多く用いられます。
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