知足院ナラヤエザクラ(ちそくいんならのやえざくら)
知足院ナラヤエザクラ(ちそくいんならのやえざくら)
知足院ナラヤエザクラは、奈良県東大寺知足院の裏山にあるサクラで、百人一首で伊勢大輔に「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に においぬるかな」と詠まれていて、大正11年(1922)に三好学氏によって歌に詠まれた奈良の八重桜であることが発見され、翌年の大正12年(1923)3月7日に国の天然記念物に指定されました。またこのナラヤエザクラは、奈良県花、奈良市花にも指定されています。
ナラヤエザクラの花は、2.5~3.5センチほどの小輪で、蕾(つぼみ)の頃は、濃い紅色、花が開くと白に近い淡い紅色、散り際には紅色になり、花びらの数は通常20~35枚ですが、中にはそれより少ないものや100枚もあるような花もあり、よく実もつきます。開花時期は、4月下旬~5月下旬頃と桜の中で一番最後に咲き、花の寿命は3日と短命なのでなかなかお目にかかれません。また繁殖力が極めて弱く、接木、取り木も難しくできた場合でもヤマザクラに先祖返りしてしまう、とてもデリケートなサクラです。ナラヤエザクラは、奈良の春日大社や東大寺、京都の桂離宮と宝鏡寺(右京区)などでも見ることができるようです。
| 知足院ナラヤエザクラ(ちそくいんならのやえざくら) | |
| 霞桜(カスミザクラ) | |
| 4月下旬~5月下旬 | |
| 奈良県奈良市雑司町 | |
| (知足院) | |
| 大正12年(1923)3月7日・- | |
| 知足院ナラヤエザクラ(ちそくいんならのやえざくら)の情報 |